ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは？

ダイレクトボンディングとは、グラディアと呼ばれるレジンというプラスチックにセラミックを混ぜ合わせた「ハイブリッドセラミック」素材を、欠けた歯や削った歯に直接盛り付けて、口の中で詰め物を作り上げる治療方法です。保険内のプラスチックの詰め物と異なり、ダイレクトボンディングに使用する素材はセラミックとレジン（プラスチック）の混合物なので、硬すぎず軟らかすぎず、耐久性があります。

一般的なむし歯治療は、むし歯があった部分と健康な噛み合わせ部分まで削り、その部分を型取りして、後日その詰め物を装着します。最短でも2日は通わなくてはなりません。
ダイレクトボンディングの治療は型取りが必要なく、グラディアを歯に盛り付けて治療するため、1日で治療を終えられます。

また、歯を削る範囲が最小限で済ませられます。（ミニマムインターベーション：MI）今までも保険適応で同様の治療がありましたが、歯科用のプラスチックの進化により、患者さんの歯の色や形に合わせながら、本来のご自身の歯と全く見分けがつかないレベルの美しい仕上がりが可能です。
なお、痛みが出ている歯はこの方法で治療できません。従来の被せ物をする方法になります。